DxO FilmPack 5 フィルムシミュレーション


DxO FilmPack 5 というソフトウエアがある。
 
最近、尾瀬仲間の友人が、Df を手に入れたとブログに書き込まれた。彼は長らく、中判カメラでフィルムを使い続け、その拘りに感心していた。そんな彼も、押し寄せるデジタルの旋風に飲み込まれたのか…。いや、そうでもないのは、次のコメントで分かった…。
 
「色調がナチュラルで良いのかも知れませんが、ベルビアやオリンパスブルーの派手で濃いのに慣れ親しんだ眼には、ちょっとモノ足りなさがあります」
 
と、書かれていた。
それは、僕にとっても同じ経験であり、事実、一度、写真撮影の意欲を失い、コンデジでパチパチと、何の変哲もない写真を撮っていた。黎明期のデジカメは、その写し出す画像に不満があったことは、僕だけではなく、ネット界隈では、フィルム派との論争もあったりしたくらいだ。しかし、デジカメの進化は、そのスピードもさることながら、技術も、フィルム時代に追い付こうとしている。そう考えると、如何に、フィルム時代の郷愁から逃れられていないという事実もあるのだね。それが、Df のフォルムであったり、DxO FilmPack 5 というソフトウエアだったりする。




f0109977_12584221.jpg
オリジナル
 
写真は、彼のブログから拝借した画像です。ソメイヨシノの花びらですね。Df とAI AF Zoom-Nikkor 28-105mm という組み合わせらしい。僕と同じだね。彼は、まだRAW現像などしていなく、Jpegの撮って出しだと思います。彼のいう、ナチュラルな色調という点では、合格のラインで、僕としては、このまま使います。しかし、彼の不満を解消すべく、少し、いじってみます。
 
前記のソフトウエア、DxO FilmPack 5 は、所謂、フィルムシミュレーションが出来るソフトだ。プリセットは、カラーのポジフィルムだけで27種類もある。今回、そのプリセットの中の、「フジフィルム ベルビア50」と「コダクローム64」というものを試してみます。
 
f0109977_13193857.jpg
フジフィルム ベルビア50
 
f0109977_13202884.jpg
コダクローム64
 
 
さて、顕著に変わったかというと、そうでもないですね。ただ、雰囲気は、明らかに違います。色合いもコントラストも変わっています。ネット上には、色々とベルビア風というプリセットがありますが、その人個人の個性が反映されているわけで、どうやら、正解はないようです。そりゃそうですね、こんな風に写ってくれたらいいな、という後付けであったり、そもそも元画像のデーターが違っているわけです。そんな中から紹介します。AdobeのLightroomのプラグインプリセットです。先ず、もう一度オリジナル画像から。
 
f0109977_12584221.jpg
オリジナル
  
 
f0109977_13570813.jpg
Lightroom標準の「ポジプリント風」
 
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Lomo with Velvia というプリセット
 
f0109977_13593276.jpg
AOB Fuji Velvia 50というプリセット
 
 
元画像がJpegの所為なのかどうか分かりませんが、エッジの処理が気になりますね。でも、ベルビアのポジをプリントしたら、こんな色合いになった記憶もあります。もう、好みの問題ですね。まあ、フィルム時代から、現像という段階や焼き付けという段階で、色々と注文を付けたりするから、プリセットに頼ると、好みの問題ということに帰結します。
 
デジタルの時代になると、現像もプリントも、自分で「させられている」事に気付くわけだけど、それが当たり前の時代に育っている人は、今、僕が書いている文章は、「何を今更…」という感覚で読むのだろうな、と思ったりする。
 
彼の述べるように、ナチュラルな色調の再現というのは、この時代のカメラに求められる「標準」なのかも知れない。何故なら、撮影前に、その傾向を反映させる設定も出来るし、撮影後に、如何様にも変えられるソフトウエアもある。
 
フィルム時代には、撮影途中でフィルムの交換などしないから、フィルムごとに、カメラを用意し、複数台担ぐなんて事も、当たり前にあった。実際、本気撮影をと意気込んで尾瀬に行ったときは、3台もカメラを担ぎ、その重さで、とても、本気の撮影など出来なかった思い出もある。
 
さて、アナログに慣れ親しんだ彼は、このRAW現像などという、一見、面倒な作業に慣れ親しむだろうか? 曾ての、フィルムを選ぶという行為は、あるがままの姿を写すということではなく、こんな風に写ってくれればいいな、という願望を叶えてくれる(かも知れない)行為だ。デジカメの撮って出しの画像は、それこそ、同じ機種であれば、誰もが、同じ写真になる。違うのは、フレーミングだけだろう。写真を、ある種の芸術に仕上げるとすれば、こういったソフトウエアを使う時代に慣れることも必要なのかも知れない。そう、曾て、フィルムの選択に頭を悩ませたように…。
 
こんなことを書く僕も、暫くは撮って出しの画像だけだった。しかし、RAWで撮影すると、その方がナチュラルだったりして、今では、RAWでしか撮影しない。明らかに破綻している画像については、露出補正を加えたり、ホワイトバランスを変えてみたりとしてみるが、殆どは、補正無しで変換している。しかし、Df のJpeg撮って出しの画像は、イマイチの好みだったので、今では満足だ。
 
ま、僕は、個人的に、あまり元画像をいじくり回すのは、好きじゃないけど…。


by meo_7 | 2016-04-05 15:15 | カメラ | Comments(2)
Commented by 尾瀬仲間の友人 at 2016-04-05 22:24 x
MIURAさん、さっそくいろいろとありがとうございます。
便利な世の中と言うべきなのでしょうか、それこそなんでも出来るんですね。
お察しの通り、jpeg撮って出し、リサイズのみです。並べてみて、元画像もそれほど悪くない(色調のことです)ですが、ちょっと強調した「フジフィルム ベルビア50」や「ポジプリント風」が好みです。白い部分はより白く、ほんのり桜色の部分はよりほんのりと、に惹かれます。それと花びらの質感も良くなっていますね。

RAW現像なんて面倒くせい!と思ってますが、こんなの見せられたら考えちゃいます。でも自分でやらずにオイチャン工房に発注したほうがいいかな。

それと、エッジの処理。私もなんか気になって、絞りの選択とか撮影技術に問題でもあるのかなと思ってました。
ブログにアップして加工してもらおうかな。
Commented by meo_7 at 2016-04-06 02:05
Df のパッケージに、「ViewNX 2」というソフトウエアが同梱されていたと思います。
カメラの画像を読み込むソフトの「Nikon Transfer 2」が終了すると立ち上がるソフトです。
これでも若干の加工が可能です。
コントラストを少し強調する。
カラーブースターで、色の濃度を上げる。
このふたつの操作で、黒白の対比も上がり、色も濃くなります。
スライド式になっているので、好みにすればよいでしょう。
 
エッジの件ですが、おそらく、プリセットに若干の輪郭強調が施されているかも知れません。
Jpeg画像は、既に圧縮されているので、新たな加工には適した画像でなくなります。
試しに、僕のRAW画像で、同じプリセットを試してみましたが、エッジの破綻は起きませんでした。
 
おそらく、こうしたプリセットは、RAW画像前提に作られているのだと思います。
 
面倒でも、RAW画像とJpeg画像を同時に記録するコマンドで撮影して、比べてみたらどうでしょう?
 


時々、想うこと…


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