Miura 紅来夢ing Wall

我が家には、所謂、プライベート・ウオールという、クライミングの練習をする壁がある。
2階を抜いた、高さ6メートル弱の壁が3面ある。
それぞれ、垂直だったり、前傾していたり、ルーフ擬きになっていたり、形だけは変化を保たせている。
 
クライミングを始めてみたい人を中心にスタートしたから、最初は、「クライミングのようなもの」だった。
 
毎週水曜日に、コツコツと、難しくなりつつある課題をクリアしながら、みんなイレブンクライマーに育ってゆく。
その成果は、北アルプスの岩稜歩きや、沢登りの滝の直登、微妙なへつりの通過に役立っていると聞く…。
 
山のフィールドの形態は様々だし、山への取り組み方も違う。
人それぞれの想いもある。そうした想いが募れば、より危険な領域へと挑む可能性も含まれるわけだ。
技術が総ての安全を保証するわけでは、勿論無いが、技術や経験が大いに役立つことも多々ある。
 
そんな夢を孕んで、この部屋は、アウトドアフィールドのスタート地点になっている、のかも知れない…。
 
昨夜は、Corey青年が、久々に登場した。
カタカナ英語と、覚えたての日本語の、奇妙な会話が、笑いを誘う…。
 
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# by meo_7 | 2014-09-11 13:42 | 登山(山岳徘徊倶楽部) | Comments(2)

紅葉の旅

朝、上川町の駐車帯で目覚めたら、小雨が降っていた。
当初の計画、愛山渓から永山岳〜沼巡りは、簡単に諦めた。
どろんこ道を歩く気にならないもんね。
天気予報も悪い方へと変わり、午後から崩れそうだ。
 
て事で、お手軽に、銀泉台へと転進する。
ここなら、直ぐに紅葉が楽しめるし、雨が降っても、下山は楽だ…。
天気が崩れなければ、赤岳まで行ってみようという、ゆるーい計画になった。

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先ず、この景色から始まる…
 


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# by meo_7 | 2014-09-08 15:39 | 登山(山岳徘徊倶楽部) | Comments(5)

敦盛草

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絶滅危惧種に指定されているという、まさに、風前の灯火の花は、人々から幻の花と云われる…。しかし、幻にしたのは、他ならぬ、ある種の人々の行いなのだ。以前は、何処にでも見られる花だったのかも知れないのに…。その人々は、盗掘を繰り返し、いつしか、この花は、希少種と呼ばれる存在になり、益々、その存在の価値を高められた。そして、最後通告のような絶滅危惧種という存在。君は、そんな運命を知る由もない。ただ、命を繋いでいただけのことだ…。
 
ひっそりと、咲いていた。そう、人目を避けるように…。その高貴な姿に似つかわしくない。もっと、堂々と生きていて欲しいなと、思った…。
 
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立ち去るとき、そっと、草葉の陰に隠れるように、微かな踏み跡を、周りの草で遮った。そうだね、来年まで繋がっているか分からない命…。でもね、微かな望みを捨てないで、人間たちの愚かさを笑い飛ばして、僕たち人間が絶滅しても、必ず、生き残って。
 
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或る日、或る山道…。
儚いのは、君なのか人間たちなのか…。
 

# by meo_7 | 2014-08-23 15:42 | 徒然に… | Comments(2)

Nikon Df ファーストインプレッション

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Df にジャケットを着せた。長年カメラを使い続けたけど、カバーを着けたのは初めてだ。
僕は、殆どが、山で使うわけだけど、どんな新品のカメラでも、凡そ一回の山行で、必ず、傷をつけて帰ってくる。いちいちザックに仕舞わずに、肩掛けで歩くので、岩にぶつけたり、無造作に地面に置くからだ。写真を写すための道具と割り切っていたから、また、適度に傷ついたカメラに、「かっこいい」という感覚もあったから、無頓着だった。
 
しかし、Df は、違う。心を揺さぶる郷愁感…。操作することの懐かしさ…。往年のレンズを装着したときの高揚感…。所有しただけで完結する満足感…。ま、そこそこ人生を長く生きた人にしか分からない感覚だけど、ね。
 
僕にとって、おそらく、このカメラが最後のカメラだと思う。もし、後継機があったとしても、使い勝手を改良(改悪?)するだけのマイナーチェンジぐらいだろう。Df は、これで、完成品なのだと思う。f を意味する融合(fusion)として、完成しているからだ。非Aiニッコールレンズを使えるというデジイチは、これが最初で最後で良い。Df は、唯一無二の、孤高の存在であって良い。
 
ホールド感は、悪くない。F3 の感覚に似ている。グリップは指が掛かるという程度で、ガッチリ持てるという今時のカメラの感覚では無い。だから、右手ホールドだけでシャッターを切るという離れ業には向かない。左手でカメラを支えるという基本姿勢は必要だ。
 
シャッターの位置はホールド部になく、ボディの軍艦部にある。フィルム時代のカメラの位置だ。そのため、ストラップの位置と干渉するという感想もある。しかし、それは、以前では当たり前の位置なわけで、僕には、別段、問題ない。昔のように、ストラップを人差し指と中指の間に挟めばいいのだ。それさえも、懐かしく感じるのが、このカメラの真の姿なのだ。
 
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D90 のホールド
 
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Df のホールド
 
測光は、マルチパターン、中央部重点、スポットと、3種類あるが、そのクセを試してみた。これ、カメラを買い換える度に試してみるのは、結構重要だよね。
 
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マルチパターン測光
 
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中央部重点測光
 
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スポット測光
 
 
窓の外の壁を測光して、それぞれの映り具合を試してみた。マルチパターンは、さすがに、凡庸になる。明部も暗部も破綻なくまとめようとして、それはそれで良いことだけど、写真としての面白さには欠けるともいえるね。僕は、元々、ニコンの中央部重点測光に馴染んでいる。F3 以来、少しだけスポット測光寄りにシフトした測光になっている。外の壁の表現も破綻していない。これを基本に、露出の補正をすると、写真の表現に個性が出るのだ。というわけで、動きのあるスナップ以外は、中央部重点測光を多用する。
 
さて、ジャケットを着せたので、ちょっと外に持ち出してみようか…。


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# by meo_7 | 2014-08-16 14:41 | カメラ | Comments(6)

夏休み

夏休み、とは…
孫襲来の日々、と云う。
 
「おじーちゃーん!」
 
恐怖の、あの声だ。
初孫の、初めての夏休みを経験すると云うのは、縁あって祖父になった僕にとっても、初めての経験だ。
孫の夏休みとは、おじいちゃん、おばあちゃんの家に遊びに行くこと、というのも重要なスケジュールなのか?
 
「おじいちゃん、公園に行こ」
「何しによ?」
「ゴミ、拾いに…」
「???」
 
何故か、手にはゴミ袋を持たされ、真生くんはトングを持つ。
どうやら、以前から、ママとゴミ拾いをしていたらしい。
 
ここからが、凄い。
公園には、スマホを操作しながらタバコを吸っている青年ひとり、離れたベンチには、マックの袋を抱え、飲食している青年2人…。
ま、それは、いつもの光景だ。
 
真生くんは、トング捌きも鮮やかに、次々とゴミを見付け、僕の持つゴミ袋に入れる。
次第に、青年2人に近付く。その脇に捨ててある紙コップを、事も無げにつまみ上げ、僕を呼ぶ。それは、彼らの捨てたものではない。彼らは、まだ、紙コップを手にしているからだ。
僕たちが尚もゴミを探し、その場から離れると間もなく、青年2人は、公園から去っていった。勿論、手には紙コップを持っていた。
 
次に、反対方向にいるスマホ青年の方向に向かう真生くん。
 
「おじいちゃん、ここ、タバコがいっぱい」
 
と、大きな声で叫ぶ。
何かが起こる予感がした。
タバコの吸い殻を器用につまみ、ゴミ袋に入れる。
吸い殻に誘われるように、件の青年のベンチに近付く。
僕は目撃していた。数分前に、青年はタバコを捨て、足下で踏み消したのを…。
 
予感は的中した。
件の青年は、何気ないそぶりで、足下の吸い殻を2ヶほどつまみ上げ、ベンチを後にした。そのベンチの周りには、ゴミひとつなかった…。
 
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断っておくけど、真生くんには、良いことをしている、という感覚などない。真生くんにとっては、ゴミ拾いは、ただの遊びの一環なのだ。
その証拠に、飽きてしまったら、誰もいなくなった公園で、鳩を追い掛けたり、鉄棒遊びをしている。
 
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公園を後にするとき、僕は、多少の罪悪感に苛まされる。
僕だって、20代の頃、何10本とタバコをもみ消し、その場に捨てたことか…。幾つものゴミを捨てたことか…。
 
僕は、3人の青年に、拍手を送りたい。
無邪気な幼子の「遊び」を、黙って見過ごしてくれたことに…。
 
もし、僕がトングを持ち、同じ事をしていたら…。
 
「じじい、うっとおしいな。あっちいけ!」
 
などと、結構な修羅場になる場面でもあるわけだよね。でも、僕は、こう答えるね。
 
「はい、僕にそんな資格はありません」
 
夏休み、結構、いいね。
 
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# by meo_7 | 2014-08-07 16:52 | 徒然に… | Comments(0)

真生くん、大雪山でテント泊

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仲良く、手を繋ぐ親子…。娘の芽生ちゃんと、孫の真生くんだ。
この日、66歳、34歳、6歳というトリオで、大雪山の黒岳石室のテン泊を目指す。
真生くんは、初めて山上での夜を過ごす。
果たして…。


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# by meo_7 | 2014-08-05 00:19 | 登山(山岳徘徊倶楽部) | Comments(4)

ニコン党宣言

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ニコン党宣言
 
昭和の時代に、「ニコン党」という言葉があった。
僕は、その頃、ペンタックスを使いながら、ニコンに憧れていた。
いつかはニコン党の仲間入りが出来るかと、ショーウインドウを眺めていた。
 
Fが欲しかったが、最初に手にしたのは、「FE」だった。
時代は、既にAEの時代に入り、シャッターは電子制御になっていた。
勿論、それは、より正確になり、進化と云えるものだったが、僕は、機械式制御(メカニカル)のシャッターに憧れていた。
当時の最上位機種の「F3」を手に入れたが、やはり、その思いは変わらなかった。
 
その後、中古市場でも高値が続いていた「F2フォトミックA」を手に入れたときの興奮は忘れられない…。
「F4」「F5」と、新機種が出る度にFシリーズを買い続けていたが、「F2」は特別な存在だったし、電池が無くても写真は撮れる、という安心感は、山では絶対だった。
 
でも、時代はめまぐるしく変化するものだ。
写真も、アナログからデジタルへと移行し、とうとう、フィルム時代は終焉を迎える…。
「F6」を買うことはなかった。
撮影することさえ遠ざかってゆく…。
記録は、コンパクトなデジカメでパシャパシャと、お手軽に撮るだけになった。
もう、ニコンだろうがキャノンだろうが関係なくなった。
事実、最初のコンデジはキャノンだった。
 
ニコンの一眼も「Fシリーズ」は終わり、「Dシリーズ」に変わった。
暫く様子を見ながらも、中堅機の「D90」を手に入れ、今まで愛用していた。
この機種に拘ったわけではなく、デジイチそのものに魅力を感じていなかったので、後継機種や上位機種にも食指が動くことはなかった。
 
ところがだ!
 
去年の暮れに「Df」が発表された。
そのフォルムは、まさしく、昭和の時代の「ニコン党」の心を揺さぶるものだった。
 
今時、ダイヤル? そんな声も聞こえなくは無い…。
平成の時代に生まれ育ったものには、このノスタルジーは、理解出来ないだろうし、理解しなくても良い。
この時代に、こんなにも使いにくいカメラはないだろう。
しかし、紛れもなく、「写真機」としての風格を漂わせているのだ。
まあ、ダイヤルはアナログだとしても、その接点の先は、やはりデジタル信号に支配された、今時のカメラなんだけど…。
勿論、シャッターも機械制御ではない。
 
ボディカラーをブラックかシルバーにするかで、随分と悩んだ。
Fシリーズの頃は、迷うことなく精悍なブラックを選んだが、今回はシルバーにした。
その訳は、掲載した写真にあるように、オールドレンズが似合うという理由だ。
オールドニッコールレンズのカニ爪が、よく似合うのだ。
勿論、オールドニッコールレンズは、マニュアルフォーカスだ。
構図を決め、最適なシャッタースピードと絞りを選択し、ピントリングを回し、静かにシャッターを切る…。
何と、面倒だけど、官能的なことか…。
 
絵の出来映えは、総て、自分の責任の上に成り立つ。
ま、これも、完全マニュアルで操作した場合だけど…。
 
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噂のカニ爪 Ai 35-105mm
 
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30年以上活躍したマイクロレンズを装着してみた
 
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F2と仲良く…
 
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レンズはAF-S NIKKOR 50mm 1.8 G(Special Edition)
 

それで、何を撮るかって?
冗談じゃない、所有したと云うことだけで、ぼくは完結している!
分かりましたか?
「ニコン党」とは、ほぼ正常な神経を持ち合わせていないことが…。
 

# by meo_7 | 2014-08-02 09:46 | カメラ | Comments(4)

嵐の一夜…

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週末は天気が思わしくなく、下界で過ごしたが、今年は重い荷物を背負っての山行をしていないので、平日登山を決行。
この夏、孫と山上のテン泊を予定しているので、その予行演習だ。
登山口の十勝岳温泉の駐車場で目覚めると、スッキリとした青空が拡がっている。しかし、昨夜は、雨がぱらつき、上空の寒気が抜けていないのが分かる。
今日はソロの旅だ。午前8時、ゆっくりと歩き始める…。




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# by meo_7 | 2014-07-16 05:13 | 登山(山岳徘徊倶楽部) | Comments(4)

再び、北大雪へ…。そこには、臆病風が吹いていた…。

何故か、最近は、表大雪の領域を避けている。
理由など無い。単純に、少し飽きているのかな、という程度だ。
そんな訳で、久々の平山へ…。
前泊は、道の駅しらたき。無料高速道路が開通したので、北海道は、少し狭くなった気がする。
翌朝、早く出発したつもりなのに、既に、登山口前の駐車場は、ギリギリセーフの状態だった。
 
登山道は、ほぼ、沢沿いに続いている。
タニギキョウが満開だ。お馴染みのオオバミゾホウズキ、林床にはギンリョウソウ…、キバナノコマノツメも見付けられる…。
相変わらず、花を探しながらの山登りは、ゆっくりだ。
 
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オオバミゾホウズキ
 
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倒木更新
 
途中、倒木更新の様など見ては、大自然の逞しさなど感じたりする。
山に入ると、命の源に、ほんの少し近付いた気がする。
水があっての植物、植物があっての動物、動物があっての人間。
何があっても、最初に絶滅するのは人間だね。
大自然にとって、人間の営みなんて、取るに取らない事なのかも知れない。
そりゃそうだ、人間なんて存在しない時代から脈々と、命を繋いでいる。
なーんてことを思いながら、山登りの辛さを忘れようとする僕なのだが、一向に楽にならない。
気温も高く、湿度も高い。
 
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行雲の滝
 
行雲の滝を過ぎると、冷涼の滝が現れる。沢沿いの道は、変化があって気も紛れる。滝が現れると、登山道はそれを高巻くようになぞられるから、急登のジグになったりする。崩壊地も通過する場面があるから、年老いた僕たちには油断は禁物だ。
 
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崩壊地の通過
 
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キバナノコマノツメ
 
暑い沢沿いの道が終わると、待望の雪渓に出会う。基部でも、その涼しい風を感じることが出来る。ここで珈琲を飲み、英気を養い、長い雪渓の急登に挑む。雪は柔らかく、キックステップが気持ち良く決まる。
 
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ウコンウツギ
 

雪渓登りは、一旦終わる。灌木帯に入ると、また蒸し暑いが、雪解け水の影響で、登山道の状態も良くないから、神経は、そちらに集中する。悪路と化した道を辿り、最後の短い雪渓を登り切ると、ようやく、高山の雰囲気が、植生からも感じ取られるようになる。 
 
稜線に出ると、待望の表大雪山のパノラマが…、という場面が、この山の醍醐味なのだ。しかし、あれ? 雲が…。
分岐で休んでいる人によると、「さっきまで見えていたんですけどね…」ということらしい…。
ま、それはそれで仕方がない。平山山頂には向かわずに、比麻良山への稜線を歩く。花を愛でながらの稜線歩きは、僕たちの山登りの原点でもある。その間、色々なスタイルの山登りを経験したけど、もう、そろそろ卒業しても良い年齢だ。
 
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流れる雲も、また良し…
 
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遠く、白雲岳から高根ヶ原の稜線…
 
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花のある風景
 
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コマクサ
 
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コラボレーション
 
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エゾタカネスミレ
 
表大雪を覆っていた雲が流れてゆく。雲の中だったニセイカウシュッペもアンギラスも姿を現した。アンギラスの天辺には、人の姿も見えた。最近になって注目を浴びているが、縦走するには車の回収に時間を要する。実際、僕たちも縦走した経験があるが、車を回収した頃には、真っ暗闇だった。
 
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アンギラス
 
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ニセイカウシュッペとアンギラス
 
稜線上でカップラーメンとおにぎりの昼食を摂り、戻ることにする。遠くには、「遙かなる山」トムラウシの双耳峰も見える。今の僕たちの体力では、名実共に、「遙かなる山」になった。再び、浪漫と憧れの山になったわけだ。
 
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双耳峰がトムラウシ
 
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こうした散歩が楽しい
 
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適度なアップダウンもある
 
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エゾツツジ
 
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タカネシオガマとイワヒゲ
 
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タカネシオガマの造形美
 
稜線散歩を満喫した僕たちは、下山を開始する。最初の雪渓は、難なく下ったが、次の雪渓で、僕の様子がおかしくなった。確かに急斜面ではあるが、昨年はもっと急な白雲岳の雪渓を駆け下りたのだ。ところが、どうも腰が退ける。ママは、スタスタ下りているのに…だ。長い雪渓に、臆病風が吹いた…。こうなると、益々、身体は膠着し、神経は磨り減ってゆく。これは、歳の所為だけではない。その原因を探し求めて、精神だけは平常に戻したい。僕の頭の中の回路がグルグル回る。結論は出ないまま、どうにか基部に辿り着いた。座り込んで一息ついたとき、その答えが出た。スキーを履いていないからだ! ホントにそうかどうかは分からない…。ただ、僕の運動神経が、一度リセットされたことだけは、確かだった…。
 
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臆病風の吹いた雪渓…
 
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リュウキンカの咲き乱れる中…
 
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ゴゼンタチバナ
 
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ギンリョウソウ

この山を選んだ理由のひとつが、白いコマクサとの再会だった。あいにく、一株だけの出会いだったが、今年だけなのか、以前よりも減ってしまったのか定かではない。白いコマクサの、これからの運命は、誰も知らない…。 
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白いコマクサ



# by meo_7 | 2014-07-07 17:32 | 登山(山岳徘徊倶楽部) | Comments(6)

アンギラスのツクモグサ

北大雪のニセイカウシュッペ山に向かう。
登山路は緩やかで、急激な登りは殆どない。
しかし、この時季は、残雪の様子次第では、片斜面の長いトラバースを強いられるし、高度感もあり、緊張が胸を締め付ける場面もあったりする。
お目当ての花は、こんな厄介な時季にしか見ることが出来ない。
 
登山口から、のんびりと歩き始める。
先ず、思ったのは、雪が少なすぎる、ということだった。
幾年か前の同時期、長い雪渓のトラバースで、ママの足が痙り、敗退した記憶が蘇る。
今回は、その雪がない。つまり、花の開花も早いということだ。
僕は、半ば、お目当ての花との出会いを諦めかけていた…。
 
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サンカヨウ
 
低山では初夏の花が咲いているが、さすが、北大雪の山は、まだ春の花が咲き始めたばかりだった。淡い期待を抱きながら、のんびりと、花を撮影しながら歩く。スキー三昧の季節が終わり、花の山旅にシフトしたのは気持ちだけで、足腰は夏道向きになっていない。
 
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コミヤマカタバミ
 
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ミツバオウレン
 
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エゾイチゲ
 
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ツバメオモト
 
春の花を愛でながら、疲れすぎないうちに珈琲ブレイク。これが最近のスタイルだ。標準タイムの1.5倍を目安に、ピークハントにこだわらない。下山の余力の様子を見ながら、無理をしない。楽しみは、山にいるということだけで充分だった。
 
いよいよ、目の前が開け、ニセイカウシュッペへの稜線が顕わになる。気分は上々になるが、相変わらず、歩みは鈍い…。しかし、この山は、天候に恵まれると、展望の山だ。右に目を移すと、表大雪の山並みが一望出来る。
 
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左の緩やかな山頂がニセイカウシュッペ山
  
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大槍
 
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小槍と呼ばれている
 
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表大雪の山並み
  
大槍の登りに掛かると、登山路の花も高山化してくる。こうした花と再会すると、夏山の到来を感じさせる。しかし、北海道では、その季節は、あまりにも短い。その特殊性が、百花繚乱の光景を生み出しているとも言えるだろう…。
 
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キバナノコマノツメ
 
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エゾコザクラ
 
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ジンヨウキスミレ
 
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ハクサンイチゲ
 
天気は、予報通りとは行かず、怪しげな雲が拡がり始める。しかし、大槍を過ぎた僕たちは、既に、この山行を成功させたも同然の気持ちだったから、別に気にもしていない。緩やかに弧を描く稜線上を歩き、通称アンギラスという細い尾根を間近にする。目的は、その一角に咲くというツクモグサなのだが、既に遅すぎたかも知れないと思いながら歩いていた。
 
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アンギラス
 
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ジムカデ
 
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イワウメ

 
丁度、アンギラスへの分岐点に着いた頃、ママがふたり組と何やら話をしている。どうやら情報をもらっているようだ。その顔がほころんだ…。慌てて追い付くと、まだ咲き残っているという情報に、僕も喜んだ。諦めかけていたアンギラスへと向かった…。
 
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アンギラスへ
 
アンギラスへの道は、一般登山道ではない。半分は明瞭な踏み跡があるが、半分は笹藪に覆われている。その急斜面は、足下が見えないばかりか、とても滑りやすい。結構下るので、帰りも、相当の覚悟がいる。鞍部には雪が残り、いよいよ2度目のアンギラスへの道だ。いきなり、入り組んだ這松の洗礼を受け、それを潜り抜けたり、跨いだり、それが、バリエーションルートたる所以なのだ。
 
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ホソイワベンケイ
 
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ナガバツガザクラ
 
そして、とうとう早春の花、ツクモグサと出会った。孤高の花に相応しく、岩壁にへばり付くように咲いていた。数は、そんなに多くはない。既に終わった株もある。ギリギリ間に合ったという感じだ。先週の方が一層可愛かったと思う…。それでも、僕は満足だったし、ママは、完全な形で出会うのは初めてだった。
 
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ツクモグサ
 
出会いの後、尚も近辺を探訪する。アンギラスの山頂部まで移動したが、見付けられなかった。それはそれでいいのだった。孤高の花は、何処にでも咲いていてはいけない気がする。僕は、再び、戻り、風にそよぐツクモグサを、暫し眺めて、その場を立ち去る…。
 
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目的を達した途端、風雲は急を告げた。ポツンときたら、あっという間に本降りになる。慌てて雨具を着て、カメラを仕舞い、悪路と化したアンギラスを下る。案の定、笹藪の急斜面の登り返しは、喘ぎまくった。分岐に辿り着く頃、雨脚は弱まった。既に、登山者の姿は見えない。もう、山頂に登る理由も無いので、下山を開始する。
 
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ショウジョウバカマ
 
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雨にむせぶ大槍
 
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コメバツガザクラ
 
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大槍の背景は、雪を抱く表大雪
 
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エゾツガザクラ
 
雨は上がったが、帰路はぬかるみの道との格闘だった。ドロドロになった雨具のズボンは脱ぐこともなく、それでも、途中で珈琲ブレイクは忘れない。登り返しも含めると、僕たちにしては、良く頑張った。少しだけ、自信も持ち帰った山行だった。よしよし…。


# by meo_7 | 2014-06-24 22:11 | 登山(山岳徘徊倶楽部) | Comments(2)


時々、想うこと…


by MIURA@オイちゃん

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