ポリゴンネスト
シュラフを購入した。 見た目は、想像以上にクシャクシャ、です。 足先までジッパーはありません このモデルには、ショルダーウォームが付いています 黒い部分はマグネットです マグネットで閉じます さて、開封してみると、思っていたよりも、クシャクシャです。思っていたよりも、というより、この商品を紹介するメーカーの写真からは想像出来ない、という意味です。でも、その素材感というか、触れた感触も、ふんわり包まれるといった触感では無く、ざらついた感覚は否めない。肌触りに重きを置く人には、違和感があるかも知れない。ま、クシャクシャ感など問題ではなく、その性能が肝心です。 次に、サイドジッパーは、足下までありません。温度調整をするために、足下のジッパーを開けて使う人も多いかと思うし、実際、僕も多用する。ジッパーは、足下側からも開けられるが、膝はスンナリ出るけど、足先を出すには足を曲げて出さなければならない。これ、如何にも不便そうに思うけど、暑いときの対策なんて、どうでも良く、寒いときの対策として考えれば、理にかなっていると思う。ジッパーから逃げる熱は、結構重要で、その意味では、足先の保温力は信頼置けると思う。 寒さ対策としての、ショルダーウォームが付いていて、一安心。 ネック部分はマグネットで止める仕様になっている。通常ベルクロになっている場合が多い箇所だ。ここは、一抹の不安がないでもない。あまり強力なマグネットではないからだ。つまり、眠っていて、寝返りや寝相の善し悪しで外れてしまう場合があるのではないか…。 と、まあ、開封後のファーストインプレッション。山の道具をネガティブに捉えると、欠点ばかりが目についてしまいがちだ。しかし、道具に万能なものなど、無い。この商品の特徴は、何といっても、「濡れに強い」ということだ。山は、晴れた日が続くわけでもない。長期遠征で、日に日にロフトのなくなってゆくシュラフに潜り込み、高価なのに寒くなったシュラフほど恨めしいものはない。こんな思いからは、おさらばだ。 ちなみに、今回買ったものの仕様は、 ポリゴンネスト 9×6 使用可能下限温度 -7°C 収納サイズ 18cm×32cm 重量 810g 素材 表:ナイロン100% 裏:ナイロン100% 中間層:ファインポリゴン(ポリエステル100%) 原産国 日本
自分用としては、実に30年ぶりだということに気付いた。30年前のシュラフというのは、「Walk About」という名前の、「350M」と「500M」の2種類。数字は、ダウンの量だと思うが定かではない。特価で、「350M」は9,800円、「500M」は、それよりちょっと高いぐらい。かなりのお買い得だったと思う。「350M」は典型的な3シーズン。「500M」はシュラフカバー併用で、初冬まで使えた。季節によって使い分けていた所為で、30年も保ったというべきか…。しかし、さすがに、いくら乾燥させてもロフトのへたりが早く、当初のスペック通りには活躍しなくなってきた。
実は、購入前に、候補が3種類あった。
ナンガ UDD BAG 450DX
イスカエア 450X
モンベル アルパインダウンハガー800 ♯2
いずれも、ダウンモデルで、3シーズンの定番といえるもので、性能としては、甲乙付けがたい商品だ。しかし、購入したのは、全く違うものだった。先ず、ダウンではない。かといって、従来の化繊モデルでもない。新素材「FINE POLYGON」というものだ。その説明には、
「一枚の特殊なシート生地に、先進の収縮・形態保持加工して凹凸を施した、まったく新発想の立体構造保温材です。この凹凸を持たせた特殊なシート状の保温素材を重ねることで、デッドエアを多く蓄えることができます。」と、ある。
ま、簡単に言うと、紙をクシャクシャに丸めた後、拡げたものの様な感じかな。
で、実際の感想を写真とともに…。
by meo_7
| 2015-08-15 21:45
| 山の道具あれこれ
|
Comments(2)
ほうほう、これは良さげですね。ダウンは湿ると厄介ですからね。僕も3本ダウンシュラフ持ってますが、どれも洗ったりしても回復力は悪くそろそろ買い換え時なんです。この濡れに強く速乾性というのは良いですね。若干高めというのが難題ですが・・・(^-^;) あとダウンのようにあまり圧縮出来ないような感じですがいかがでしょう?
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meo_7 at 2015-08-16 18:17
てばまるさん、こんにちは。
濡れや湿気に強いというのは、尾瀬では便利ですね。
寝心地というと、ダウンのふんわりとした感触とは、全然違います。
極端に言うと、フィルムを重ね合わせたものが擦れる「音」も感じます。
コンビニ袋のクシャクシャ音に近いかも…。
ハッキリと聞こえるわけではなく、「感じ」としてですが。
驚くのは、想像よりも軽いことと、意外と圧縮出来るということです。
コンプレッションバッグに入れてみましたが、さすがに、ダウンほど圧縮出来ませんが、許容範囲です。
目安でいうと、モンベルのアルパインダウンハガー♯2を圧縮したものの大きさを1とすると、1.2倍ぐらいになりました。
近々、実際のフィールドで使ってみますので、その使用感も書いてみますね。
濡れや湿気に強いというのは、尾瀬では便利ですね。
寝心地というと、ダウンのふんわりとした感触とは、全然違います。
極端に言うと、フィルムを重ね合わせたものが擦れる「音」も感じます。
コンビニ袋のクシャクシャ音に近いかも…。
ハッキリと聞こえるわけではなく、「感じ」としてですが。
驚くのは、想像よりも軽いことと、意外と圧縮出来るということです。
コンプレッションバッグに入れてみましたが、さすがに、ダウンほど圧縮出来ませんが、許容範囲です。
目安でいうと、モンベルのアルパインダウンハガー♯2を圧縮したものの大きさを1とすると、1.2倍ぐらいになりました。
近々、実際のフィールドで使ってみますので、その使用感も書いてみますね。